猫の歯磨き必須アイテム3つとは?

この記事をシェアする

猫の気まぐれな食生活にはウエットフードやレトルトフードがかかせないでしょう。

ただこれらのフードは嗜好性が高い、バリエーションが豊富、手軽とたくさんの「いいところ」があるものの、歯垢や歯石の付着リスクが高いという「わるいところ」もあることをきちんと把握しておくことが大切です。

猫の歯は実はとてもするどく、日々の生活で様々な役割を担っています。この歯の健康が脅かされてしまうと、元気で猫らっしい生活を送ることさえ難しくなってしまうでしょう。

愛猫にいつまでも元気で美味しくご飯を食べてもらうためにも口内ケアについて正しく理解をしておきましょう。

猫の口内ケアに揃えておきたい歯磨きアイテム

猫と言えば気まぐれでマイペースな生活を好むものです。飼い主が規則正しいリズムで歯磨き習慣を身に着けてもらいたいと思ってもなかなか思い通りにはいかないでしょう。

猫の歯磨きは週に一度を目標にまずはチャレンジしてゆきましょう。週に一度であれば飼い主さんの週末や休日の隙間時間を使って気楽に始めることも出来るのではないでしょうか?

歯磨きを始めるためには愛猫の性格に合わせて歯磨きアイテムを買い揃えることから始めます。

猫用の歯磨き用品は

●歯ブラシ

●ガーゼ

●シロップ

などいくつかのアイテムがあります。

日ごろから甘えん坊な性格で顔周りを飼い主が触ることにまるで抵抗がない性格の場合は歯ブラシでのお手入れがおすすめです。

デリケートな口周りを触られる事、歯に触れられることにやや抵抗を見せる、ブラッシングなどのお手入れにも不慣れという場合はガーゼがおすすめです。

ガーゼなら飼い主さんの片手で猫を軽く押さえながら、手早く、ピンポイントに歯磨きを終えることが出来、初心者向けです。市販の歯磨き用ガーゼに歯磨き粉を付けたり、中にはウエット式ガーゼに歯磨き粉成分が浸透している手軽な製品もあります。また猫は香料にもとても敏感です。

愛猫が気に入ってくれる歯磨き粉を選ぶと歯磨きがスムーズに進みます。

まだ子猫の場合、歯ブラシのプラスチックの感触を嫌がる、警戒する場合は綿棒での代用もおすすめです。綿棒の方が触れた時の感触が柔らかいので抵抗なく受け入れてくれるからです。

まずは綿棒で歯の表面を軽く撫でることから始め、次に歯磨き粉を付けて歯を一本ずつこすることを練習してゆきましょう。顔周りを触られる事を嫌がる、逃げてしまう、噛みつく、暴れるという場合は歯磨きを無理強いしてはいけません。

飼い主さんや人間に対して誤った警戒心を植え付けてしまうことになるからです。

このような性格の場合は、歯の表面に専用のシロップを滴下するだけという簡単な歯磨き製品や飲み水にまぜるだけという手軽な製品を活用しましょう。

どんな猫でも初めての歯磨きは警戒し、不快感をあらわにするものです。ただ何度か繰り返し取り組むうちに、危険や痛みがない事をきっと理解して受け入れてくれるようになります。

飼い主さんにとって猫が受け入れる姿勢を見せてくれるまでは、気が重いと感じることもあるでしょうがぜひ根気強く続けてあげましょう。

気まぐれ猫には歯磨き粉がおすすめ

猫にとって歯磨きは本来の習性からは必要でないことです。ですから嫌がるのも当然です。

ただ日々の食生活や高齢になってからの健康を考えた場合、若く健康なうちから定期的に継続すべき習慣でもあります。

そのため猫に嫌がらずに歯磨きを受け入れてもらうためにぜひ歯磨き粉を活用しましょう。

市販のペット用歯磨き粉の中には

・チーズ

・レバー

・チキン

などのフレーバーが付いた製品が多数あります。

猫は肉食性の動物ですからこれらのフレーバーに自然とひかれてしまい、オヤツをもらうかのような期待感をいだくものです。歯ブラシやガーゼを猫の口に入れる前に、まずは歯磨き粉だけ少量を飼い主さんの指先に塗り、猫に舐めさせてあげましょう。

オヤツをもらうかの様に猫が進んで舐めてくれたら気に入ってくれたというサインです。その上で、少量を歯ブラシやガーゼに塗り猫の口内に入れれば、さほど嫌がることも無く受け入れてくれるようになります。

歯磨きを大切なお手入れだから、飼い主の義務だからと深刻にとらえてしまうと、つい猫にその緊張やプレッシャーが伝わってしまうものです。

飼い主さんが気楽に、簡単なことだと考え取り組めば猫も緊張をせずに受け入れることが出来るはずです。

ぜひ歯磨き粉選びや日々の使い分け、ローテーションなども楽しみながら取り組んでゆきましょう。

タオルやブランケットで安心感をアップ

歯磨きをしっかりと済ませてあげたいと思ってはいても、気が付けば猫がするりと逃げ出してしまうこともあるでしょう。

実は猫は

・相手に拘束される事

・強く抱きしめられる事

・自由が利かない姿勢にされる事

に命の危険を感じてしまうという習性があります。

歯磨きの為に猫をっ抱っこする時はタオルたブランケットを上手に活用し猫を柔らかく包むように心がけてあげるとリラックスして歯磨きを受け入れてくれます。

投稿者プロフィール

YUKIYO OHTANI
YUKIYO OHTANI
ペット業界キャリア25年以上。生体販売、トリミング、トレーニングと幅広い経験があり、国内最大手のペット関連企業本部企画業務を10年担当。ペット関連雑誌、サイトへの執筆実績も多数。資格は、トリマー、トレーナー、アロマセラピスト他、幅広く保有。現在は、ペット業界の求職者に向け執筆活動中。

この記事をシェアする