愛犬の誰でも簡単にできる3つの歯磨き法
- カテゴリ:犬の口臭対策
- タグ:犬歯磨き

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犬の歯磨きは我が家では無理・・・必要性はわかっていても諦めてしまっていませんか?愛犬の誰でも簡単にできる3つの歯磨き方法を紹介します。
犬の中には顔周りに触れられる事が苦手、お手入れが苦手という性格もいます。ブラッシングやシャンプーでさえ飼い主に噛みついてしまうこともあるでしょう。
犬の歯磨き方法には様々な選択肢があり、中にはとても手軽に続ける事の出来る方法もあります。今後の口内トラブル、歯垢や歯石の予防のためにもぜひ取り組んでみましょう。
シロップを口内に垂らすだけ
犬の歯磨きと言えば人間同様の歯ブラシを使用して歯の表面をこすったり、ガーゼを飼い主の指に巻き付け歯を1本ずつ磨くという方法があります。ただどちらの方法も犬が大人しく、じっとしていてくれる事が前提です。
お手入れや口周りのケアが苦手な犬の中には条件反射的に行動に出てしまい、お手入れでなくただ撫でるだけでも嫌がってしまうという事があります。このような場合、歯ブラシの利用は到底難しく、飼い主との関係性をさらに悪化させてしまうだけでしょう。
そのような場合におすすめの方法は、口内に専用の歯磨き製品を数滴たらすだけという簡単な方法です。愛犬が機嫌よく過ごしているタイミングを見計らい、上唇を軽くめくり、犬歯の根本に数滴滴下します。この方法なら痛みや不快感もない上に、わずか数秒で終えることが出来るので愛犬もさほど嫌がらずに受け入れてくれます。
もちろんすでに歯垢や歯石が付着している場合、程度によってはこのような簡易的なケアでは改善が目指せない場合もあります。
症状や程度によって動物病院と相談しつつ家庭でのケアに取り組みましょう。
専用洗浄剤を飲み水に混ぜるだけ
口や喉は犬にとって急所でもあります。たとえ飼い主であっても不用意に触れられることに条件反射的に自衛本能が働いてしまうこともあります。
そのような場合、たとえ簡単な方法でも直接口内に滴下することは難しいでしょう。
愛犬も飼い主もストレスを感じることなく、口内のお手入れを終えるために、毎日の飲み水に適量を混ぜるだけとう簡単な歯磨き方法もあります。この方法なら、愛犬が水を飲むだけで歯磨き成分が口内に広がり、ケアをしてくれます。
もちろん無害、無臭ですから愛犬自身も飲み水を警戒することなく暮らすことが出来ます。具体的には、防腐剤や香料など不使用の「ハミガキサプリ」などが発売されています。このような商品は、安全に、簡単に利用することができるでしょう。
この方法はとても手軽な反面で、目に見える程度に効果、効能を実感するまでに数か月もかかることがあります。毎日継続して摂取することで、時間をかけて歯垢や歯石が溶解するためです。
もちろん歯垢や歯石の程度、愛犬の飲水時の癖などによって効果効能に差が出ることもあります。
忙しい、愛犬が歯磨きをさせてくれないという場合はこのような簡単な方法があることもぜひ知っておくと安心です。
おもちゃを噛ませるだけ
非常に頑丈で細い繊維で編まれたロープ状のおもちゃ、噛むことで歯が食い込み表面が磨かれるガム、唾液の分泌を促進するほどに噛み応えのあるおもちゃなど犬用おもちゃの中には歯の健康を考えた製品がいくつもあります。
もちろんそれぞれの犬によって好みは分かれますが、お気に入りを見つけることが出来れば、歯のお手入れは各段に軽減されるでしょう。例えば天然素材でも、犬の歯磨き効果が期待できそうな「デンタルヘチマTOY」なども。
時にはこれらのおもちゃに歯磨き剤を塗布して与えることで、相乗効果を期待することも出来るものです。
犬の歯磨きは人間同様に毎日続けるべき、数日おきに継続すべきとも言われていますが、忙しい毎日の中で継続して時間を作るのは難しいというご家庭も多いでしょう。
そのような場合はおもちゃを上手に活用することも大切なことです。
また、犬用歯磨き製品の中に一時期キシリトールを配合した製品が多数登場しました。しかしキシリトールを犬に与えることは安全ではないと言われ、注意が必要です。
愛犬に与えるもの、口内に入れるものは念入りに安全性、成分を確認してあげましょう。
簡単お手入れと定期的な動物病院受診でケアを万全に
犬の歯磨きは例え毎日歯ブラシを使って磨いていても、加齢と共に歯垢や歯石の付着が進んでしまうこともあります。あまりに熱心に歯磨きをすることで、歯の表面にあるエナメル質が劣化してしまうという意見もあります。
犬の歯や口内の問題はとてもデリケートで、トラブルがある場合も目に見えず進行するので把握が難しい病気です。家庭でのケアはもちろんですが、定期的に動物病院を受診することも大切なことです。
動物病院では病気や不調の早期発見のための対策として健康診断をコース化したり、お得なパック料金を設定していることもあります。あるいは、トリミングサロンでの歯磨きオプションなどを積極的に取り入れ、他人に愛犬のお口をみてもらうことも重要です。
このようなプランは健康だと思う時期だからこそ利用することに意味があります。日ごろ愛犬と密にコミュニケーションを図っている場合でもなかなか口内にまでは目が届かないものです。
辛い歯垢や歯石、虫歯、歯茎の不調を予防し、早期治療に取り組むためにもぜひ専門家の意見も取り入れてゆきましょう。
投稿者プロフィール

- ペット業界キャリア25年以上。生体販売、トリミング、トレーニングと幅広い経験があり、国内最大手のペット関連企業本部企画業務を10年担当。ペット関連雑誌、サイトへの執筆実績も多数。資格は、トリマー、トレーナー、アロマセラピスト他、幅広く保有。現在は、ペット業界の求職者に向け執筆活動中。
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